Salary Review Meeting Guide
昇給相談の前に、何をそろえる?
希望額だけを伝えるより、評価制度、増えた役割、具体的な実績を順に見せる方が話しやすくなります。その場で決まらない場合の次の条件も確認しましょう。
先に要点:30秒
評価・昇給制度と相談時期を確認する
最初に、就業規則、賃金規程、評価制度、等級制度を確認します。定期昇給、ベースアップ、昇格に伴う昇給、個別評価による昇給は意味が異なります。評価が確定した後では反映が次回になる場合もあるため、評価面談や予算策定の時期を上司や人事に確認してください。
- 評価期間と評価結果が決まる時期。
- 現在の等級、役割、給与レンジ。
- 次の等級に必要な実績や行動。
- 昇給、昇格、手当の決定者と相談窓口。
厚生労働省のモデル就業規則でも、昇給は勤務成績などを考慮して行う例が示されています。ただし、実際の基準や実施時期は勤務先の規程が優先されるため、自社の資料を確認することが出発点です。
担当範囲と実績を事実で整理する
「頑張った」「忙しかった」だけでは、評価との接点が伝わりにくくなります。担当範囲、行動、結果、継続性を分けて、面談で説明できる事実を3件程度に絞ります。
- 売上、件数、時間、品質、ミス、納期などの変化。
- 新しく任された顧客、工程、教育、判断業務。
- 業務改善や引き継ぎで、誰の負担をどう減らしたか。
- 一時的な成果か、今後も再現できる成果か。
数字にしにくい職種でも、調整、説明、リスク発見、標準化、後輩支援は材料になります。職務経歴の棚卸しと同じように、結果だけでなく自分が取った行動まで書いてください。
社外の年収相場は補助材料として使う
厚生労働省の職業情報提供サイト job tag では、職業ごとの仕事内容、スキル、賃金情報を確認できます。求人票や公的統計も、職種、経験年数、地域、雇用形態をそろえて比較すると、現在の待遇を見直す材料になります。
一方、日本企業の賃金は社外相場だけで決まらず、社内の等級や過去の賃金水準も考慮される傾向があります。社外相場をそのまま要求額の根拠にせず、「担当する役割と現在の処遇に差がないか」を話し合う補助材料として使います。
面談で伝える順番を決める
相談は、感情や生活費の話から始めず、役割と評価の確認から入ると論点を共有しやすくなります。次の順番で1〜2分の説明を準備してください。
- 現在担当している役割と、以前から増えた範囲。
- 評価期間内の具体的な実績。
- 今後も担える役割や改善目標。
- 昇給・昇格を検討してほしいこと。
- 判断に必要な条件と時期を確認したいこと。
具体的な金額を伝える場合は、現在の基本給、賞与、手当、残業代を混ぜずに整理します。年収だけでなく、基本給が上がるのか、一時金なのか、役割手当なのかも確認してください。
結論が出ない場合の次の条件を確認する
面談で昇給が決まらなくても、理由と次の判断条件が分かれば前進です。「何を、いつまでに、どの状態にすれば再検討できるか」を確認し、次回面談の日付を決めます。
- 不足している評価項目や実績。
- 昇格、役割変更、手当という代替案。
- 希望する仕事に近づける社内異動や担当変更。
- 次回評価までに記録する数字や成果。
基準が示されない、役割だけ増えて処遇の見直しがない状態が続く場合は、社内の相談窓口、求人票、年収相場を確認し、現職に残る場合と外部の選択肢を比較します。退職を先に決めず、判断材料を増やしてください。
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参照した公式情報
確認日: 2026年7月26日。昇給・昇格の基準や実施時期は勤務先ごとに異なります。実際の条件は就業規則、賃金規程、評価制度、上司・人事への確認を優先してください。