編み図に「かぎ針6/0号」と書かれていたら、6mmの針を選べばよいのでしょうか。答えは、数字だけでそのように読み替えることはできません。
かぎ針、棒針、海外のパターンでは、サイズの書かれ方が異なります。まずは「どの種類の針か」と「何mmか」を分けて確認すると、道具をそろえるときの混乱を減らせます。
かぎ針6/0号は、6mmという意味ではない
チューリップのかぎ針規格表では、6/0号の「d寸法」は3.50mmと示されています。「6/0」という号数と、mmで表した太さは別の表示です。
同資料にあるエティモロゼの規格から、いくつかを抜き出すと次のようになります。
| かぎ針のサイズ表示 | d寸法 |
|---|---|
| 4/0号 | 2.50mm |
| 5/0号 | 3.00mm |
| 6/0号 | 3.50mm |
| 8/0号 | 5.00mm |
この表は同社資料の規格例です。手元の針や購入する製品については、そのメーカーのパッケージや規格表を確認してください。針の全長やグリップの幅を、サイズを示すmmの値と取り違えないことも大切です。
棒針の「6号」とも、太さが違う
針の種類が変われば、似た数字でも同じ太さにはなりません。
例えば、チューリップのCarryCシリーズの資料には、切り替え式竹輪針の6号が3.90mmと記載されています。先ほどのかぎ針6/0号の3.50mmとは異なります。
「6という数字が同じだから使える」と選ぶ前に、編み図の指定がかぎ針なのか、棒針編みの針なのかを確認しましょう。号数の数字だけをメモするより、「かぎ針6/0号」のように種類も一緒に残す方が取り違えを防ぎやすくなります。
海外の数字や文字は、mm表示も照合する
海外のパターンや製品では、数字に加えてアルファベットが使われることがあります。
Craft Yarn Councilの解説は、米国の針メーカーが数字・文字とmm表示を使っており、数字や文字のサイズ表記は会社によって異なるため、パッケージのmm表示を確認するよう案内しています。
同団体の表では、かぎ針の3.50mmに「E-4」が対応しています。ただし、その「4」を日本の4/0号と読み替えることはできません。上のチューリップ資料で4/0号は2.50mmなので、太さが変わってしまいます。
海外の表記を見たら、そのパターンが採用するサイズ表と製品のmm表示を照合します。文字や数字を一つ覚えて、どの国・メーカーにも当てはめようとしない方が確実です。
針を選んだ後は、試し編みで仕上がりを確認する
mm表示をそろえることは、道具を確認する一歩です。それだけで作品が指定どおりの大きさになると決まるわけではありません。
Craft Yarn Councilも、試し編みをしてパターンに示されたゲージと比較するよう案内しています。数字や文字、mmのどの表記で選んだ場合も、この確認は必要です。
ここからは、購入前と編み始めに行う編集部の確認手順です。
- 編み図の材料欄を読む:糸の商品名と、針の種類・サイズの指定をまとめて確認する。
- 製品の規格を照合する:号数だけで迷ったら、メーカーのmm表示を確認する。海外の針も同様に照らし合わせる。
- 試し編みの条件を残す:使った糸と針、編み方、ゲージを記録して、説明の指定と比べる。
ゲージの測り方や糸を買い足すときの注意は、色番・ロットとゲージの確認ポイントにまとめています。最初の作品選びから始めるなら、かぎ針編みの入門記事も参考にしてください。