消しゴムを使い始めるとき、紙のケースを外してしまっていませんか。小さな紙ですが、持ったときの使いやすさや、しまうときの扱いに関わっています。

紙ケース付きの消しゴムは、ケースを残して使い、露出した部分の置き場所にも気を配る。この2つを、メーカーの説明から見ていきましょう。

紙のカバーは「スリーブ」。本体を支える役割がある

トンボ鉛筆の豆知識によると、消しゴムを包む紙のカバーは「スリーブ」と呼ばれます。衣服の袖を意味する言葉で、消しゴムのたわみを補強し、使いやすくする役割があります。

メーカー名が印刷された包装、というだけではないのですね。使うときに全部取り外す前に、そのまま持って消せる形になっていることを思い出してみてください。

同社はスリーブの角を切る加工を「Uカット」と呼び、強い力をかけたときに本体の角がスリーブに食い込むのを防ぐ工夫だと説明しています。これはトンボ鉛筆が紹介する仕様で、すべての消しゴムのケースが同じ形という意味ではありません。

定規や筆箱にくっつくのは、接触によることも

トンボ鉛筆の使用上の注意では、プラスチック消しゴムに含まれる可塑剤の作用で、接触したプラスチックとくっついてしまうことがあると説明しています。使い終わったら、プラスチック製品に直接触れないように保管する案内です。

例えば、プラスチック製の定規や筆箱の内側と、ケースから出た消しゴムの先端が接したままになっていないか確認します。ケースが付いていても、露出した部分まで覆われているとは限りません。

さらに、同FAQは消しカスについても注意しています。本体だけ片づけて、筆箱や机のプラスチック部分にカスを残したままにしないこともポイントです。

しまう前に見る3か所

以下は、メーカーの注意を日常の片づけに落とし込んだ編集部のチェック項目です。

見る場所 確認したいこと
消しゴムのケース 付属のスリーブを外したままにしていないか
ケースから出ている先端 定規などのプラスチック部分に触れていないか
筆箱の底や机の上 消しカスが残っていないか

道具を買い替える前に、筆箱の中の配置を変えるだけでも、直接接触を避ける工夫ができます。消しゴムと定規を同じ場所に詰め込んでいるなら、まず両者が触れていないか見てみましょう。

素材による違いもあるので、商品ごとの説明を確認

すべての消しゴムを同じ素材として扱う必要はありません。シードの素材説明では、PVC(塩ビ)製とNON PVC(非塩ビ)製を区別しています。同社が紹介するNON PVC製については、接触するプラスチックを軟化させてくっつける「移行性」がないと説明しています。

これは、そのページで紹介されている素材の説明です。他社製品を含めて、名前だけから一律に保管条件を決めるのではなく、手元の商品表示やメーカーの案内を確認しましょう。

消しやすさで選んだお気に入りを、使いやすいまましまうために。スリーブを残すこと、直接の接触を避けること、カスも片づけることを、筆箱を閉じる前のひと手間にしてみてください。