海外のカフェで充電したい。ポテトを注文したい。食べ物を持ち帰りたい。そんな場面で、普段使っているカタカナを英語らしく発音すればよいのか、迷うことがあります。

覚えるときは、別の単語に言い換えるものと、英語でも使われるもの、地域によって呼び方が違うものを分けると整理しやすくなります。ここでは旅先で出番のありそうな3つを、Cambridge DictionaryとCollinsの辞書で確認しました。

まず覚えたい3つの言い方

日本語で言いたいこと 英語の言い方の例 確認したい点
壁のコンセント socket / electrical outlet outletは米語の表現としても覚える
フライドポテト French fries / fries イギリス英語ではchipsが対応する
持ち帰りの食事 takeout / takeaway takeoutは米語、takeawayはイギリス英語の呼び方

これは旅行中に使うための整理で、カタカナ語すべての語源を分類する表ではありません。また、地域の違いは「別の言い方だと絶対に通じない」という意味ではありません。

コンセントは、使いたいことも一緒に伝える

Cambridgeの英和辞典では、壁にある電源の差し込み口を表す語として socket が掲載されています。また、Collinsは同じ意味の outlet を主に米語の表現として紹介しています。アメリカへの旅行なら electrical outlet も覚えておくと使えます。socketを英国だけで通じる語と限定する必要はありません。socketの説明/outletの説明

場所を尋ねるなら、こんな短い文を用意できます。以下の例文と日本語訳は編集部が作成したものです。

  • Is there a socket near this table? ― このテーブルの近くにコンセントはありますか。
  • Is there an electrical outlet near this table? ― このテーブルの近くにコンセントはありますか(米語の表現例)。
  • May I charge my phone here? ― ここでスマートフォンを充電してもよいですか。

「どこにあるか」と「使ってよいか」は別の質問です。見つけたらすぐ差し込むのではなく、お店や施設の案内を確認し、必要なら利用できるか尋ねましょう。

単語だけが出てこないときも、「スマートフォンを充電したい」という用事を伝える文があれば、質問を続けやすくなります。

ポテトはfries、chipsは地域に注意

温かい細長いフライドポテトは French fries、短く fries と呼べます。Cambridgeの学習者向け辞典では米語の表現として掲載され、イギリス英語の対応語としてchipsが示されています。French friesの説明

一方、chipの項目では、アメリカ英語のchipsは袋入りなどの薄いポテトチップス、イギリス英語ではその薄いものをcrispsと呼ぶ、と区別されています。chipの説明

Can I have some fries, please? ― フライドポテトをいただけますか。

注文時は、単語を暗記するだけでなく、メニューの名称や写真も合わせて確かめると取り違えを防ぎやすくなります。実際の太さや調理法まで、この呼び分けだけで決まるわけではありません。

テイクアウトは「英語ではない」と決めつけない

takeout は、店で買って別の場所で食べる食事、またはその店を指す米語として辞書に載っています。イギリス英語では takeaway が対応します。takeoutの説明

カタカナだからという理由だけで、「テイクアウトは海外では通じない」と覚えてしまう必要はありません。ただし、辞書にある名詞と、注文するときの文の形は分けて覚えましょう。

  • I’d like to order takeout. ― 持ち帰りの食事を注文したいです。
  • I’d like to order a takeaway. ― 持ち帰りの食事を注文したいです。

お店で案内されている表記や、店員が使った言葉に合わせれば、覚えた表現をその場のやり取りにつなげられます。

旅行前のメモは「単語+用事」で作る

今回の3つなら、「socket/electrical outlet+充電の許可」「fries+注文」「takeout/takeaway+持ち帰り」のように、使う場面と一緒にメモするのが編集部の提案です。

辞書では訳語だけでなく、US・UKなどの地域表示や、名詞・動詞といった区別も見ておくと、同じ意味の別表現を整理できます。すべてのカタカナを疑うより、次の旅行で使いそうな言葉から一つずつ確かめてみましょう。