さつまいもを買ってきたときと、料理で半分だけ余ったとき。「冷蔵庫に入れないほうがいい」と聞くと、切ったものまで室内に置いてよいのか迷います。

保存場所を決める前に、丸ごと・切った後・加熱後のどの状態かを分けましょう。キユーピーとカゴメの保存案内をもとに、家庭で使い分ける手順をまとめました。

まずは状態で保存先を選ぶ

今の状態 保存方法 次に使うときのポイント
丸ごとの生いも 紙で包み、風通しのよい冷暗所へ 冷蔵庫へ一律に入れない
切った生いもを近いうちに使う ラップで包んで野菜室へ 早めに使い切る
切った生いもを後日使う 水にさらし、水気を拭いて冷凍用保存袋へ 凍ったまま加熱調理する
ゆでるなどして加熱済み 粗熱をとり、冷凍用保存袋で冷凍 切ったものは煮物や汁物にも

「さつまいもは常温保存」という覚え方だけでは、切った残りの扱いが抜けてしまいます。丸ごとの保存と、使いかけの保存は別と覚えると選びやすくなります。

丸ごとは紙で包んで冷暗所へ

キユーピーは、さつまいもは寒さに弱いため、紙に包んで風通しのよい冷暗所に置く方法を案内しています。カゴメも1本ずつキッチンペーパーで包む方法を紹介しています。

ここでの条件は「室内ならどこでも」ではなく、冷暗所で風通しがよいこと。置き場所を決められないほど暑い時期には、長く置く前提でまとめ買いをせず、使う量を絞るのも一案です。

キユーピーが示す保存期間は約2週間が目安です。購入前の保管状態や家庭の環境が同じとは限らないため、「買った日から必ず2週間もつ」という保証には読み替えないようにしましょう。

出典:キユーピーの保存案内

半分残ったら、次に使う予定で分ける

すぐ次の料理で使う予定なら、切った残りはラップで包み、野菜室に入れて早めに使います。使う日が決まっていないなら、冷凍しておく方法があります。

カゴメが紹介する、生のまま冷凍する手順は次のとおりです。

  1. 皮付きのまま、料理に使いやすい大きさに切る。
  2. 水にさらしてから、水気を十分に拭き取る。
  3. 冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する。
  4. 使うときは凍ったまま調理する。

同社の案内では、こうして冷凍した生いもは1カ月を目安に食べ切るとしています。袋に冷凍した日を書いておくと、使う順番を決める助けになります。

出典:カゴメの保存案内

加熱済みなら、使う形にして冷凍する

ゆでたり電子レンジで加熱したりしたものも、粗熱をとってから冷凍用保存袋で保存できます。カゴメでは、輪切りや角切りにしたものを凍ったまま煮物・汁物に使う方法を紹介しています。

キユーピーには、加熱してつぶしたものを薄く広げて冷凍する案内もあります。形を残して使いたいか、つぶして使いたいかを先に決めておけば、次の料理に回しやすくなります。冷凍後は加熱して使いましょう。

まずは、今夜使う分と残す分を分けることから。残す分に「丸ごと」「切った」「加熱済み」のどれが当てはまるか確認すれば、保存場所を迷いにくくなります。